のび左エ門の秘宝2009年01月09日 23:59

 アニメの感想を書いてみます。
 今日の『ドラえもん』は、「のび左エ門の秘宝」でした。原作は4巻所収です。
 全体的に、最近ありがちな、みんなで力を合わせて仲間のピンチを助ける系のお話に仕上がっています。それはそれでいいのかもしれないけど、あまり頻繁にやると若干食傷気味になるので注意が必要かなと。先生の、いい話では終わらせないというギャグマンガに徹する姿勢は継承してもらいたいです。
 個人的に、パパへのノリつっこみ(「そんなものがやたらにあるわけが」…「あるって!」)は活かしてもらいたかったです。さすがに、ドラえもんが肥だめに落っこちるのは割愛されてました(^^;。今時の子は肥だめなんて知らないでしょうし。
 宝の埋め場所を書いた巻物の出だし、「朝日さす夕日輝く…」は、こういう文書でよく見られるものらしいので、よく考えてあるなと思いました。私は子どもの頃、『首なし地蔵の宝』という児童文学が好きで、何度も読み返したのですが、その本にそう書いてありました。ちなみに、同書の作者は、後に『ズッコケ三人組』シリーズを書かれた那須正幹先生で、その方の出世作が大好きだったなんてなんて、我ながら見る目があるなと、後に思ったものです(^^;。それを言えば、『ドラえもん』だって、現行(シンエイ版)アニメ放送前から一番好きな漫画だったのですから、私の目に狂いはなかったというわけです、なんて(^^;。さらにちなみに、那須先生は山口県在住の方で、私の現住所からも、実家の市からも、隣の隣の市に住んでいらっしゃいます。
 閑話休題。でも、スリルあり友情ありで、やや対象年齢低めになっている昨今の『ドラえもん』では、こんな感じでいいのかなと思います。そのかわり、これはというお話は、変なアレンジを加えずに、原作のおもしろさ、感動をそのまま出してもらったらうれしかったりします。
 原作は4巻ですね。この巻には「世界沈没」に「おばあちゃんのおもいで」に、「メロディーガス」まであるのでお値打ちです(あと、最高級フランスケーキも出ます!)。ぜひ一家に一冊お買い求め下さい(^^)。

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